iOS14について
ios14は2020年9月末にリリース予定のiPhone向けのOSで、様々な新機能が追加されています。ホーム画面が使いやすくなったり、アプリをインストールしなくても利用できたりとさらに利便性が向上、自動車のキーにもなるそうです。
広告への影響
このios14はインターネット広告に大きな影響を与えます。
iOS14のUpdateで広告に影響が出るものは以下3つです。
①IDFAの利用がデフォルト不可に変更
②ITPにバウンストラッキング対策が搭載
③アプリ内WebViewにもITPが適用
①IDFAの利用がデフォルト不可に変更
IDFAとはAppleがユーザーの端末にランダムに割り当てる広告用識別子(端末で一つのID)でアプリ間でも同じユーザーとして識別することができます。
ターゲティング広告を配信の際は、このIDFAを利用して配信を行いますがiOS14では利用者の同意が必要になり、初期設定ではアプリごとに利用不許可の状態になっています。
②ITPにバウンストラッキング対策が搭載
ITPとはAppleのブラウザ『Safari』に搭載されているサイトトラッキング防止機能のことです。簡単にいうとサイトを横断した時に足跡(クッキー)を判別できなくする機能です。
この機能にさらにバウンストラッキングという機能が追加されます。
バウンストラッキングはサイト内のリンククリック時にリダイレクトさせることで計測していた機能が無効化されるものです。
③アプリ内WebViewにもITPが適用
アプリ内WebViewとはアプリの中でWEBサイトを表示する機能です。
Safari以外のアプリでWEBサイトを表示しているのはほぼWebViewになります。
これまでITPは「Safari」ブラウザのみに適用されていましたが、
GoogleクロムやYahoo!JAPANからのサイト閲覧にもITPが適用されます。
予想される広告への影響
今回のios14へのアップデートに伴い、以下の内容が予測されます。
・リターゲティング広告配信の減少
・ターゲティング広告精度の低下
・計測可能なコンバージョンの減少
・分析レポートの偏り(iOS分のデータ欠損)
今後の対応
今後の対応として、Yahoo広告ではクッキーを使わないコンバージョン計測機能の提供が発表されています。各アドネットワークも対応されると思います。
また、配信については他の様々なターゲティング方法を活用して対応いたします。
引き続きインターネット広告の活用、よろしくお願いします。
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